2017年6月28日放送の朝イチでは【黄ぐすみ】が取り上げられていました。
まもなく7月紫外線が最も強くなってくる季節です。
(5月6月7月は紫外線が多いのです)

うっかり日焼けで肌が黒くなったりシミができてしまったりします。
肌がとても気になりますね。

これ以外にも肌にとって大敵の怖い現象「黄ぐすみ」って知ってますか?

朝イチでは、日傘を差して街を歩く主婦に「黄ぐすみ」を知っているかどうか聞いてみたところ、意外に知らない人が多かったので愕然としました。
隠れたシミの事なんかじゃないんですよ。

近年さまざまな研究から肌が黄色く変色する黄ぐすみという現象が起きる事がわかってきたんです。
そこで美容業界では黄ぐすみ対に策大きな注目が集まってきているんです。

黄ぐすみとは何?

あさイチでは
普通の肌の色の女性の画像をコンピューター処理してわざと黄ぐすみが多い肌にしていました。
すると黄ぐすみが少ない肌と、黄ぐすみが多い肌の画像を見比べてみると・・・
63.1%の人が黄ぐすみが多い肌の画像を老けて見えると答えました。
ナリス化粧品調べ。

日焼けよりも厄介な黄ぐすみとは?

紫外線による肌の変化に詳しい先生に聞いて来ました。

千葉科学大学
千葉銚子
薬学部生命薬科学科 教授
平尾哲二さん

普通の日焼けは赤くなったり黒くなったり、そして段々冷めていきます。
比較的に短い間に起きる現象です。
肌の黄ぐすみというのは紫外線のダメージがずっと続いて残っていく慢性的な状態なんです。

日焼けと黄ぐすみとの違いは何?

普通の紫外線は表皮に当たるとメラニンが作られ表皮の一部が黒くなります。
しかし、表皮は生まれ変わりが早いので4週間から6週間ほどで剥がれ落ちて元の肌色に生まれ変わります。

一方、肌の黄ぐすみは紫外線が表皮の奥(肌の奥)の真皮にも到達して起こる現象なんです。
紫外線の影響で真皮のタンパク質の繊維が黄色く変色してしまうんです。

ところが真皮の再生は表皮と違ってとても遅いんです。
表皮が4週間なのに比べて真皮の生まれ変わりは10年単位なんですよ。
とてもゆっくりなんですね。

なので、その間に紫外線を浴びれば浴びる程肌の黄色味が増してしまうのです。
いわば、長期に渡って蓄積していくんです。

ジワジワボディブローのように効いて来るんです。
もちろん長い年月をかければ元に戻る可能性もありますが、一度出来てしまうとなかなか簡単には元に戻せないのがとても厄介なんです。

日々紫外線にはきをつけておかないといけないのです。

黄ぐすみ簡単チェック方法

鏡でできます。
腕の内側はなかなか紫外線が当たらない場所なので顔の色と比べて見てください。

10年単位でターンオーバーするのでなかなか治らない。

肌の黄ぐすみの予防法とは?

黄ぐすみを防ぐための正しい使い方とは?

黄ぐすみ対策を教えてくれたのは女性の肌に詳しい皮膚科医の吉木伸子先生です。

黄ぐすみの原因は紫外線のA波?

この紫外線のA波をしっかり防ぐ事が大切だと吉木伸子先生が教えてくださいました。

紫外線のUVAとUVBの違いは?

紫外線にはUVAという長い波とUVBという短い波の種類があるのですが、このUVAは肌の真皮まで届いてしまうのです。

しかもこのUVAは曇っている日でも窓ガラスも通り抜けてやすい性質を持っているので室内にいるからと安心出来ないのです。

日焼け止めのでUVAを防ぐ方法

日焼け止めののPAの表示に注目です。
PAというのはUVAをプロテクト(防ぐ)という意味があります。

+の表示が多い程防ぐ効果は他界のですが
多ければ良いというものでもないのです。

プロテクトが強いとどうなるの?

皮膚科医の吉木伸子先生によるとプロテクトが強い物はレジャーの時に使う事などが想定されているので汗や水に強かったりなど、成分的にも濃いもの強い物がつかわれているのです。

なので場合によっては肌がかぶれてしまう事も起こるのです。
その為、日常生活では++か+++で十分なんです。

黄ぐすみ予防のための日焼け止めの使い方は?

1回に使う量が大事

ケチって日焼け止めを使っていませんか?
皮膚科の吉木伸子先生は日焼け止めの使う量によって効果が変わってきてしまうと教えてくれました。

日焼け止めをつける量が半分だと効果はどれくらい下がるの?
なんと効果も半減かな?と思ったのですが、1/4に下がるのです。
これってショックですね。

たっぷり500円玉位が目安なんです。

塗り方も大切なんです

普通に顔に塗って手のひらで広げているのでは
こうやってすり込んでいるうちに半分手で取っちゃっていると吉木伸子先生は教えてくれたのでした。

手のひら全体で塗ってしまうと手に日焼け止めがたくさん残ってしまうのです。
しかも!
雑巾がけみたいにやつろ出っ張っているところが取れちゃうのです。
一番大事なところが取れてしまうのです。
頬骨などの一番肝心なところの日焼け止めが薄くなりがちなのです。

日焼け止めの効果的な塗り方は?

手のひらに500円玉程出した日焼け止めを指に付けて手を丸くして肌を包むように優しく載せていきます。
こすらないのです。
さらに目元や小鼻など残しやすい凹んだ部分はきつね指で!

きつね指はエステの基本

きつね指だとこの2本の指の力が入り過ぎないのです。

細かいところに手が入りやすいのです。
中指と薬指で優しく塗って仕上げます。

日焼け止めを塗ったら15分待つ

日焼け止めが浸透して安定してから外に出てください。
もし日焼け止めが浸透してないのに外に出てしまうと、汗で流れてしまったりしてキチッとした効果がでなくなるのです。

今までは日焼け止めを塗って安心!なんてしていたのですが
ただ塗ればいいってだけじゃない事が分かりました。

こんな事って日焼け止めクリームには書いてなかったですよね~

黄ぐすみになった時はどうカバーするの?

メーキャップアーティストの山本浩未さんが教えてくれました。

パープル系の下地を塗ると一番簡単に黄ぐすみが隠せるのです

黄色みを抑えてくれるんですね。

使う前と使った後ではかなり違います。

血色感が出るファンデーションなどを使うと良い

単に黄ぐすみを抑えるだけですと、顔の色が真っ白になってしまうと思われるのでしたら、血色感が出るファンデーションを更に塗るのがオススメです。

ファンデーションのパッケージの裏を読むと血色感が出る。
黄ぐすみにオススメと書かれています。

あさイチ 黄ぐすみで老け顔の原因と予防方法で若々しく!まとめ

黄ぐすみはなかなか手強い相手ですね。
今まで知らなかったから、どんどん黄ぐすみは進んでいるんですよね。
これからはエステのきつね指でしっかり日焼け止めを塗って紫外線から私達の肌を守らなくっちゃいけないと強く感じました。

若々しさはコツコツ日々の積み重ねなんですね。