六義園はお弁当の持込OKです。お弁当広げてお花見をしよう!

2017年3月25日放送「サタディプラス」はニッポンの桜便り
危機に瀕する桜を守る樹木医
六義園でしだれさくらの管理を担当している小林さん

六義園のしだれ桜を守る樹木医・小林明さん

六義園は東京都駒込になる都立公園です。

都内を代表する日本庭園として一年を通して人気ですが中でも最も来園者が多いのが桜の季節です。

六義園の春の主役「しだれ桜」をはじめ園全体の管理をしているのが
六義園 樹木医 小林明さんです。

六義園のしだれ桜の見頃

2017年3月25日現在
今週末から来週にかけて見ごろを迎えます。

取材した時点ではまだつぼみでしたが満開になると・・・
見事な桜です
思わずサタプラのスタジオの人たちがその壮大さにわぁお~と声を上げています。

流れ落ちるような桜は昔から都民に愛されてこの時期に訪れる方はなんと!
2週間で20万人以上が訪れる名所なんです。
そんなしだれ桜に日々寄り添う小林さんが一番見て欲しいポイントがあります。

しだれ桜の見所!小林さんが一番見て欲しいポイントとは?

それはしだれ桜の半月のような形を見ていただきたいと熱く語ります。
花ざかりの時には本当にお月さまが半分になったみたいです。

しだれさくらでもこんな半円の形は日本でも珍しいんだそう。

でもこの半円の桜を守るのには大変なことが・・・

一番こまるのが雪です。
雪で枝折れすることがですね。

雪が積もりますと折れてしまいます。
夜なんかは職員が寝ずの番で雪を落としながら形を守っています。

桜を守り続ける樹木医の仕事とは

小林明さんは樹木医として樹について知り尽くした樹のお医者さんです。
小林さんによると桜が毎年咲くのは当たり前ではないというのです。
桜は繊細な樹木のひとつです。
きちんと手入れをしないと桜の名所がなくなってしまう事もあります。
桜の名所が無くなる?
小林さんは桜が枯れる原因は大きく2つあるといいます。

外敵と根の環境です。

1つめは害虫などによる外からの被害
害虫が桜の幹をを食い荒らし各地で桜並木が立ち枯れしているのだ報告されています。

もう1つが桜の生えている土の状態が悪くなり根っこの状態が悪化してしまうことです。
根っこの状態も大事で、(お花見などで)踏み固められてしまうとか何日も日照りが続いて乾燥してしまうことがよくないのです。

六義園では土を毎年少しづつ変えたり冬に少しずつ土を掘り起こし栄養を与えたりしているのです。

毎年私たちがお花見を楽しめるのも桜を守ってくれる人がいるからなんですね。

六義園のしだれ桜について語る小林さん
ひと時桜が弱ったこともありますけど私たちの先輩が植えてくれてその仲間が日々管理して育ててくれたからなんですね。